良い散骨屋を捜す方法

お客様の立場になって良い自然葬・散骨を執り行う会社を捜す時

信頼・経験・場所・金額・内容等に注目したいと誰でも思います。
出来れば、既に自然葬を執り行った事がある方に直接お話を聞ければ良けど、
まだ多くの人が実際に行っているわけではないので、なかなか難しいでしょうし、
プロといっても専門で業務として任に当たる人は非常に稀なのです。
ここのページでは、皆様が散骨屋さんを選択する時どのような点に注目すべきかを
ご説明しましょう。
(良い散骨屋を捜す方法)

調べ方1:インターネットで見つけよう

インターネットで会社を探し、それからが問題だ、
今のところ
自然葬を取り扱う会社は日本で関東と関西にあり、
全国で散骨ができますと宣伝する会社はあるが、
裏日本側には無いのが現状だ。
北海道からの問合せも多く、いずれ各地にも増えていくと
思うが、場所的には限られている。
限られている理由は、使用する船にあり、マリーナ等に
係船している船では、マリーナから散骨などの儀式の為
出航すると、他の船のオーナーが嫌がる。
また、商業目的にマリーナを使わせないなどの理由で
禁止している所があるが、なかには、マリーナの出入港を
つかさどるハーバーマスターに知られないように、
喪服は着用不可としているところさえもある。

船に乗るのに喪服は機能的にも合わないが、こそこそ
秘密裏に乗船してまで行う式は少し寂しい。

かといって、桟橋を堂々と使えるが、見るからに港内作業船
での出航も少し寂しい。

ハワイでもある業者は200人以上乗れる大型の観光船に
他の観光客と一緒に乗り組みませ、昼食付ですと、
ハンバーグを付けて式を行っている所がある。
価格を抑える為なのだろうが。
お客様が事前に知っており、
納得の上であれば良しとするのだけれど、そうでなければ
これも頂けない。

どうしても譲れないポイントは安全面だ。
船の安全基準は厳しく決められており、少なくとも
救命ジャケットや安全備品が人数分用意されている船
であることと、本当の船長と呼べるだけの経験を積み、
瞬時に変化する海での操船にも長じた海技資格をもつ
船長を選ぶべきだ。
免許の上では20海里外洋に出られるからといっても
レジャーの為だけにしか海に出ないペーパー1級免許の船長では心もとない。

このように、一口に散骨と言っても事前の準備は慎重にした方が
良いのだが、問い合せすべき点が分からない事も多いと思う。
目次のページにある「散骨業者比較表」を参照し、
問い合わせるポイントをつかんで欲しい。

調べ方2:今までに経験の無い、自然葬だから分からない事は全て問合せをしよう。

ポイントの一つに自然葬を行う海域がある。出航する場所に関連あるのだが、散骨をどこの地点で行うか事前に明確にしておこう。
例えば東京の近郊だと会社によってこんなに差がある。

  出航地 散骨場所
A社 東京湾内のマリーナ 東京湾内
B社 横浜の桟橋 東京湾内
C社 観音崎近辺のマリーナ 湘南沖20海里

上記のように隔たりがある。

海での散骨は、海のきれいさ、透明度の高いところが好まれるのは勿論だが、
湾口などでは大型商船、タンカーなども含めて
行き交う船が多く、又、時間により強い潮の流れが変化する。
天候の変化、等々決定に当たって検討すべき点は多いし、
予備日の設定も必要だろう。

具体的な航路の決定は船長に任せるしかないが、
外洋なのか内海なのか位の希望は事前に決めておこう。
見るからにヘドロの堆積した海に散骨したのでは自然葬とは
いえない、沿岸からどのくらい離れるのかを含めて、問合せしてみよう。

散骨はやり直しができない。
遺骨を一度海という自然に戻してしまってからこうすれば
良かったと言ってももう遅い。

インターネットに表示されている内容では不十分な事が多いし、
言いたくない事は表示しない会社も多い。

事前の問合せで十二分に納得できなければ、他社をさがす事をお薦めしたい。

調べ方3:散骨はやり直しがきかない。事前の準備は万全に。

散骨の場所と船、船長については納得しても最終決定にはまだ早い。
器は揃ったけど、料理が決まらないようなものだ。
そこで式をどうするかを考えよう。
船に関する安全や航海についての全指揮は船長が取り、
責任もとるが、式の責任は私達セレモニーディレクター
(式典執行責任者)が持ち、司会進行を行う。
宗教により僧侶や、牧師をお呼びしても、式の内容に関する責任は私達がとる。

私の行っている式は乗船している人全て、船長、クルーなども
参列して式を行う。ハワイや西海岸で行うので通訳をし、
故人の人柄であるとか今日集まった人たち一人一人を紹介し、
乗船している全ての人が故人の冥福を祈り、
一つの心となれるように心がけている。

故人が地球人として地球に還る式であるから参列者の顔も
明るい。サロンで笑い声も聞こえる。皆それぞれにアロハシャッやムームを着込み一見しただけでは自然葬をこれから行う
グループだとは分からない。

御遺族の問合せを受け、故人が一番故人らしい自然葬をとの
意向を実現させると、形式に則った、しかつめらしい、
無表情な式にはならない。明るく送る式になる事も多い。

セレモニーディレクターとして、ご遺族の望む式を準備する
ためにはかなりの時間を要するが、その分お客様の時間を
セーブする事が出来る。
問合せを通じての故人の希望をどのように船という限られた
空間で実現できるか考える。

問合せのフォームに希望する事を記入してもらい、それだけを
実行するのではなく、それからもう一段階進めたサービスを
提供できないかを考える。
これが、セレモニーディレクタの役割で、
散骨屋の存在価値でもある。

調べ方4:式典執行責任者(セレモニーディレクター)が存在するかどうかを確認しよう。

ここまで来ると各社での違いが歴然としてくるので、
次は料金の違いを見てみることにしよう。

各社の料金表を一堂に会してみると、実に違う。
どこの会社が適切かは料金だけの比較では分からない。
しかし、この章で述べて来た事柄で比較していくと、
各社の信頼性、内容の充実度などが分かってき、
料金の比較は最後にすると決定するのが速くできる。
大きく分けて値段の記載は、ご遺族が参列するか、
しないかの2通りで金額が大きく違う。

(例)散骨式一式
乗船5人まで 25万円
10人まで 32万円
ご遺族の参列無し 6万円

などとなっている。「ご遺族の参列無し」は日程を指定せず、
散骨して後でその場所や日にちを知らせてくる。
普通は数人から十数人の合同散骨だと考えると理解が早いだろう。
アメリカでは300ドルから受け付けている所もある。

通常はご遺族の参列有りの方だろうから話はそちらで進めよう。
私の会社は全てを単純化し明朗会計で、分かりやすくする為に、
乗船人数が2名までは基本価格\280000のなかに含め、
それ以上の参列者は一人$200で現地でお支払いして頂いている。
こうする事により突発的な人数の変化にも分かり易い。

この方法を日本でも数社が採用しはじめた。

しかし、私は乗船の人数によりチャーターする船を変えている。
突然に大きく人数が変わると困りものだ、ハワイや西海岸では
豪華クルーザーの数は多いと言えども自然葬のためにチャ-ター
できる船はそう多くないのだが、人が増えればより大きな船を
捜し、より快適な航海を目指す。

参列者2名の場合でも最低50フィートの船を使用する。

船のチャーターは大きな船になるほど飛躍的にチャーター料が高価になるが、
基本料金は決まっており動かす事はできない。

しかし、快適さには何が必要かを考えると、妥協は出来ないし、
長い間の船とのかかわりが頑固にそうさせている。

会社選びのポイントの一つで、船の大きさと、
乗船人数を計算すると一つの目安が算出できる。

料金には各社含まれる内容が違う。
この部分で追加料金が大きく違う事が有るので注意しよう。

当日式を終え、いざ支払いとなって説明の無かった追加料金の大きさに驚かされる事の無いよう、詳細に内容記載されているかどうかもチェックチェック!

調べ方5:サプライズフリー(ビックリ追加料金が無い)よう、
基本料金に何が含まれているかかを確認しよう。

私の会社では、自然葬の専門会社として式そのものに満足していただくので自然葬に付随する、例えば旅行代理業などの業務は行っていない。
しかし、ハワイや米国西海岸への旅が慣れている人は少ない。
旅券の手配、飛行機宿泊の手配も慣れていても煩わしいものだ。
現地などで移動や食事をするにも人数が多いと結構気を使う。

実際にお客様から「何とかして」の声は多い。
しかし、本業の部分で不満点がもしあれば
対応や責任を負えるが、付随する部分例えば
「折角のハワイなのに部屋から海が見えないじゃないか」
と言う理由で、あの会社の自然葬はダメだ、
などと言われたくないので頑なに併業を拒んでいる。
そこで、安心できる、つまり出来ない事はできない、
できるサービスは全て提供してもらえ、
細かい対応をしてもらえる旅行会社を捜し、
各社とも代表者の方々に面会、当方の考えをお話し
納得していただき提携した。航空券の発券から、
ホイールチェアーの手配までも可能なように。
しかし、お客様をご紹介しても当社は一切紹介料を取っていない。つまり何かの問題が発生した時には、お客様の不満点をお聞きして
「それはいかん」と言う事があれば当社からも抗議できる訳である。
抗議の頻度が高ければそこの会社とは提携を解除する。

今のところ抗議は無いので安心しているし、例えばハワイの
どこで植樹ができるのか、などの質問には当社でも答えられるだけの情報は持っている。

日本国内であっても、付随する部分での協力を仰げれば、
式後に折角東京に来たのだからディズニーランドに寄って行く
など、自然葬目的の旅であっても参列者の方々にも快適な旅行
がしてもらえるのではないだろうか。

選び方6:自然葬に関連する旅の協力体制。

以上の項目を比較してみれば、どこの会社が信頼できるかが
見えてくる筈だ。
サービス内容だけではなしに、自然葬の式内容までが
容易に予測できるだろう。

散骨と言ってもただ単に遺骨を撒けばよいのではない。

貴方にとって大事な方の、大事な最期を締め括る式で、
フォトアルバムと同じように心に残り続ける1ページなのだから。

ツイート